PPAP! ピコ太郎インタビュー Part2
──世界的大爆発の舞台裏──
BABYMETALの世界征服の参考に!
"PPAP" PIKOTARO Interview Part2
Untold story of the global smash hit
published on 2016/11/08Topic
インタビュー Part1 からの続きです。
PPAPのインスピレーションはどこから?
Tweet記者どのようなインスピレーションを受けてPPAPを作ったのでしょうか? 制作プロセスも教えてください。
ピコ太郎プロデューサーの古坂大魔王さんの家に行きまして、「曲を作りましょ」ということになりまして。
僕たちは、あらかじめ音楽のトラックを作っておくんです。そして、トラックをポン、と流します。その瞬間に、一発目に出た言葉を大事にするんです。
3年前に作ったトラックだったんですね、あれは。
♪ ピポパポ、ピポパポ、プルルル……
「よーし、書こうかな」と思って、ペンを持ったんですね。
(ペンを手に取る身ぶりをする)
I have a pen...
(会場笑い)
古坂さんは青森出身なんですね。青森はリンゴが名産です。
リンゴがいつも部屋にあるんです。そこに「ふじ」があったんですね。
あったので、
I have an Apple.
ughhh !
(右手のペンと左手のリンゴをくっつける身ぶりをする)
Applepen !
本当に、これが口をついて出てきました。
前の日食べたパイナップルの缶がありました。口の開いてる。
I have a pen.
I have a pineapple.
ughhh !
(左手のペンと右手のパイナップルをくっつける身ぶりをする)
pineapplepen.
Applepen がありますね。
pineapplepen もあります。
ここで、♪ ベーン、ベーンと、曲の次の部分が迫ってきます。
「落とせ!」「落とせ!」と迫ってきます。
ughhh !
(アップルペンとパイナップルペンをくっつける身ぶりをする)
pen-pineapple-Apple-pen !
これで完成です。この瞬間に踊っていました。
ここまでの制作時間が1分です。出来上がった曲が45秒です。
これが本当に、誕生の秘話です。
大ヒットの次に狙うものは?
記者ここまで世界的な大きな仕事を成し遂げたことで、次に狙っているものは何でしょうか?
ピコ太郎皆さんから、言ってもらえるんですね。「この次が大事だ」って。「次、みんな期待しているよ」って。
こんなのが続くわけがないんです。はい。「よーし、次も当ててやるぞ!」なんて全然、思っていません。
今は、本当に自分で楽しいな、面白いなって思う曲を、どんどん次々、すごいスピードで出していくことを続けます。がんばります。
PPAP(Pen-Pineapple-Apple-Pen Official)ペンパイナッポーアッポーペン/PIKOTARO(ピコ太郎)
【ピコ太郎】本名、古坂和仁(こさか かずひと)。1973年生まれ。古坂大魔王とピコ太郎の2つの芸名を持つ。PPAPのプロデューサーは古坂大魔王、作詞作曲歌唱はシンガーソングライターのピコ太郎という設定になっている。
1991年にお笑い芸人としてキャリアをスタートしたが、音楽活動に専念するため2003年にお笑い活動を休止。Macintosh による音楽制作に取り組み、他のミュージシャンのサポートやリミックス、DJ活動もおこなっている。
2016年8月25日よりYouTubeを使ったピコ太郎動画プロジェクトを開始し、第1弾のPPAPが世界的大ヒットになった。2008年からはお笑い芸人としての活動も再開している。
編集部注:このインタビュー記事はBABYMETALZONE.COMが独自に制作したものです。発言の主旨や意味を明確にするため、インタビュー音声を元に部分的に加筆・修正をおこない編集しています。
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