BABYMETALZONEfrom Japan

『メギツネ』ロケ地を訪ねて・後編

聖地巡礼:阿佐ヶ谷神明宮(東京)──2016年9月19日
『おねだり大作戦』『4の歌』の考察も少々

Guide to "Megitsune" Music Video Location

PILGRIMAGE to Asagaya Shinmeiguu, Tokyo
September 19, 2016


published on 2017/8/7Topic

日本の神社では、神様に「Onedari」を叶(かな)えてもらうためのお札やお守りを売っています。正確には、神社は商売ではないので本来は「販売」ではなく「授与」などの言葉を使います。手に入れる側にとっては「授けていただく」わけです。
私は朱印を押してもらうために朱印帳を買いました(授けていただきました)。東京ドームコンサートに合わせた特別な朱印は中止になりましたが、通常の朱印は押してもらうことができました。

今回入手した朱印帳です。

朱印帳: 朱印を押してもらうための帳面。今回、私は神明宮で新しい朱印帳を購入しましたが、すでに別の神社やお寺で入手済みの人はそれを持参すれば、続きのページに朱印を押してもらえます。

朱印を押していただくのに少し時間がかかるということで、整理券を受け取って待ちました。86番です。BLACK BABYMETALの『4の歌』式に日本語の音に当てはめて読むと、数字の86は「Hello!」と読めます

こういった言葉遊びが日本語では容易にできます。
説明が難しいので、今ここでは「日本語は言葉遊びがしやすい言語だと思う」とだけ書いておきます。『4の歌』が誕生した背景に、そういったこともあると思います。

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朱印を押していただきました。ふつう毛書で神社の名称なども書いてもらえます。
とても上手な字です。朱印とのバランスを含め、もはやアートですね。
平成二十八年九月十九日と、日付も入っています。

毛書: 日本は中国文化の影響で、3世紀頃から19世紀頃まで文字を書くのに筆と墨を使っていました。19世紀以降は西洋文化を取り入れてペンや鉛筆に移行しました。現在は会社の事務仕事で筆で書くことはありません。小学校では筆と墨で文字を書く授業があります。冠婚葬祭など伝統的な場面では今も毛書が使われることがあり、伝統文化として継承されています。

元号: 日本では西暦とあわせて「元号(げんごう)」という年の数え方を使用しています。天皇が交代すると新しい元号に変わり1年目から再スタートします。今上天皇(現在の天皇)は明仁(あきひと)で、西暦2016年は即位して28年目の年であり平成28年です。

最後にあらためて書いておくと、神社は「見物」するものではなく「参拝」するものです。
朱印は「記念のスタンプ」ではなく、参拝した証として授けられる「しるし」です。
能楽殿は今後も公開され、朱印を押してもらうことは可能ですが、「見物」ではなく「参拝する」という意識をもって訪問しましょう。神社にお参りしたら賽銭箱に賽銭を入れるのがマナーです。

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境内には切れ目なしに老若男女、日本人のほか外国人もやってきて、メイトたちによる聖地巡礼が続いていました。


Asagaya Shinmeiguu / 阿佐ヶ谷神明宮

JR中央本線 阿佐ヶ谷駅より徒歩2分

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Note: English pages are coming soon.

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